Takecの本ブログ

好きな本について。毎月『きっかけ読書会』を主宰。

死ぬときに

 
『死ぬときにはじめて気づく人生で大切なこと33 』大津秀一(幻冬舎

f:id:freude-am-lesen:20200704121622j:plain

多数の終末期患者の診療にかかわる緩和医療医の大津秀一さん。
『死ぬときに後悔すること25』を読んでかなり時間が経ちましたが、改めて死の間際に思う人生について知りたくなり、手を取りました。
 
終末期患者のストーリー、人生をもとに、人生で大切なことを伝えてくれるこの本。
たまに少し涙が出てくるシーンもありました。
 
生きる上で何が一番大切かは、人によると思います。
ただ、この大切なことを知っておくと、後悔を減らせるかもしれません。
 
この本を読んでやってみようと思ったことは、
 
SNSを見過ぎない
・仕事を頑張りすぎない
・お金を追いかけない
・嫌われることを気にしない
・他人との比較をやめる
・稲穂のようにあれ
・楽しいこと、好きなことをする
・旅行に行く
 
です。少しでも実践できたらいいですね。
 
興味のある方は読んでみてください。
 
(奥野 健)レビューNO:101
 
本文の内容を一部紹介します。
====================================
SNSの呪縛から逃れる
仕事に固執しすぎない
お金だけを求めない
夢を抱かない
性欲を断ち切る
比較をやめる
人の悪口を言わない
嫌われることを恐れない
 
この世界にあまり残さず死んでいく
その方がむしろ普通なのじゃないですか?
 
仕事頑張りすぎ
彼の病室へは誰も見舞いに来ません
 
残りの時間をできるだけ一緒に過ごそうと一生懸命働きかけました。
 
衰えを受け止める
 
羨む気持ちがSNSを見ていると抑えられない
 
仕事への情熱
彼女とは長年の不仲で、家庭内別居状態なんですよ
 
仕事にすべてを賭けた自分は間違いだったと思います。
 
仕事は大切でしたが、それ以上に大切なものがありました。
家族と過ごす時間が、ほんの少しでも与えられるなら
 
稲穂のようにあれ、そうすれば間違いない
 
膨大な資産があるにも拘らず、残念ながら、村山さんはあまり楽しそうではない時間が多いように思えました。
 
一定程度あるからこそ、執着しなくていい、それがお金なんじゃないですか
 
夢を持てないときだってある。希望を持てないときだってある。
 
しかし、そのときに自分に与えられた環境をしっかりと感じながら、一歩一歩進むと、自由とともに本当の夢が降りてくるかもしれない
 
自分をだめだと思わない
 
性欲を断ち切る
 
人は変わりたがらない
 
比較をやめる
 
比較が実は、死を前にすると何の意味もないって気がつくんです。
 
比較から自由になること
 
まじめの殻をやぶる
我慢して、我慢して、本当は嫌なことを嫌って言えなかった。
 
人生は暇つぶし。与えられた時間をお前なりに自由に生きてみろって、そんな機会が与えられたのではないかと思うんですよ。
生きている間に、自由にね、暇つぶしして、楽しめよって
 
悪口で楽になれず、自らの身を損なう
 
人の悪口ばかり言ってたらダメ
 
彼はやりたいことだった旅行にすぐ着手します。
 
確かに彼は、親が願うかたいレールの上を生きてきました。
 
人は常に『誰か』に縛られて生きているということ
 
生きている間中、人に踊らされて、誰かの考えにばかり左右されるのは自由ではない
 
愛も育ち、熟し、老い、いつしか人間愛に近い普遍的な者へと夫婦愛が進化することは、
たくさんの方々を拝見してきて、よく見受けられるものです
 
義務感だって愛
 
いずれにしても、人は好かれることもあるけれども、理不尽に嫌われてしまうこともあるわけです。
だから、やっぱりそんなことを気にしては仕方ない、自分の思うまま出に生きてゆくのがいいとその方はそのようなことを教えてくれたのだと思います
 
結婚に向く向かないもある。だから無理して結婚しなくていいと伝えている
 
産後クライシスとして知られる、育児が大変な頃に離婚が多いことに関しても、
このホルモンの影響により、夫の行動に対して過剰に攻撃し、不仲の原因の一つになる
 
私たちの生は、つながりをつくってゆく生です。
 
しばしば義務感や煩わしさともつながります。
 
けれども、そこから自由になることもまた、きっとできるはず。