Takecの本ブログ

好きな本について。毎月『きっかけ読書会』を主宰。

任せ方とは

『任せ方の教科書』 出口治明

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ライフネット生命の会長で、現在は立命館アジア太平洋大学の学長である出口治明さん。膨大な読書や豊富なビジネス経験に基づいたシャープな発言、意見、考え方を尊敬しています。

さて、そんな出口さんが語る上司としての仕事の任せ方とは。

気になって読んでみました。
なるほど!さすがだなぁと思うポイントがたくさんありました。

部下への指示を具体的に出す
仕事を与えて忙しくさせる
手直ししない
必死に働いてる姿を見せる
古典を読む(方法序説を読む、韓非子貞観政要、ニコマコス倫理学は読み直す)
丁寧なコミュニケーションを取る
体調を整える よく食べてよく寝る
不得意なことは人に任せる

活かしていきたいと思います。

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多様な人材に任せることでしか、会社は成長しない

人間の能力はそれほど高くはない

仕事のプロセスには細かく首を突っ込まない

任せるしくみをつくると会社が強くなる
理由
①経営と業務執行の分離が実現する
ダイバーシティへの認識が高まる
③グローバル経済の変化に対応できる

自分の頭で考えることが競争力の原点

指示は徹底して具体的、かつ的確に出す

上司こそ、部下に対して積極的にホウレンソウをする

期限、優先順位、目的・背景、レベル

結果責任を負う見返りとして、高給をもらっている

仕事を与え、部下を忙しく働かせる

自分で手直しをして80点以上に引き上げようとしてはいけない

プレーイングマネジャーはおくべきではない

仕事を抱えてしまう残念な上司の共通点
①人間の能力や仕える時間は有限であることがわかっていない
②部下の仕事が60点では納得できない
③判断のスピードが遅い

部下を動かす3つの方法
①上司を好きにさせる
②圧倒的な能力の違いを見せる
③必死に働いている姿を見せる

苦手は克服しなくていい

一冊の古典はビジネス書10冊に勝る

ニコマコス倫理学

部下が鉄タイプなのか瓦タイプなのか

部下の能力の1割増くらいの仕事

リーダーには三つの条件が必要
①強い思い
②共感力
③統率力
丁寧なコミュニケーション

怒りの感情をコントロールする
体調を整える
深呼吸する

自分の不得意なことは専門家に任せ、自分の時間は得意なことをやるために使う