Takecの本ブログ

好きな本について。毎月『きっかけ読書会』を主宰。

兵法を元に

孫子』金谷 治 訳注
 

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約2500年読み継がれてきた兵法書。古典の名著としてよく挙げられるこの本を原作で再読。
戦略や熟慮の必要性は時代を超えて現代の自分たちの生活にも当てはまる部分が多々あります。
 
改めて読んで、「敵の裏をかく、不意を衝く」という文章で思い出したのは、古代ローマカエサルや、本能寺の変後の豊臣秀吉ですが、
スピードで相手の裏をかくというのは、やっていけるんじゃないかと思いました。
(人が止まっている時、休んでいるときに進めるなど)
 
また自分の得意なこと、不得意なところを把握して、自分の得意なところを押していく、
相手の不得意なところを狙うということもやっていきたいですね。
 
「気短で怒りっぽいのは侮られて計略に陥り」という文言から、アンガーマネジメントの本を読んで実践しようと思いました。
 
名著や古典の振り返り、改めて大事だなと思いました。
 
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戦争とは詭道ー正常なやり方に反したしわざーである
 
敵の無備を攻め、敵の不意をつく
 
よく準備を整えて油断している敵に当たれば勝つ
 
敵情を知って味方の事情も知っていれば百たび戦っても危険がなく
 
態勢を整える
 
優勢なところと手薄なところを知る
 
すきのある虚のところを攻撃する
 
戦争は敵の裏をかくことを中心とし、利のあるところに従って行動
 
あいての鋭い気力を避けてその衰えてしぼんだところを撃つ
 
気短で怒りっぽいのは侮られて計略に陥り
 
恩徳でなつけて刑罰で統制する
 
戦争の実情は迅速が第一
 
有利な状況であれば行動を起こす
 
味方の間諜に必ずさらに追及してそれらの人物のことを調べさせる