Takecの本ブログ

好きな本について。毎月『きっかけ読書会』を主宰。

人間の本質

名著・古典再読が今年の自分のテーマのひとつです。

 

リーダーシップ・組織論の古典とも言われる『韓非子』を岩波文庫で読んでみました。
全部で4冊もあるんですね・・・まずは1冊から。

 

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ちなみに『韓非子』とは、

 

「中国戦国時代の法家である韓非の著書で、
内容は春秋戦国時代の思想・社会の集大成と分析とも言えるもの」

 

とのことです(Wikiより)

 

さてさて、読み返してみると、なるほどと思わされること、思い出すことがありました。

 

人間の本質を冷静に分析している感じがしますね。

 

恩賞で釣って刑罰でおどす
実績と言論とをつきあわせて一致するかどうかを調べる
君主が好き嫌いを外に出さない
臣下をそれぞれその適応した所におく
君主が臣下といっしょに仕事をしない
小さな利益にひかれていると、大きな利益をそこなうことになる
外国の諸侯にも無礼なことをしない
忠臣のことばを聴き入れる
倹約によって国を得、奢侈によって国を失う
相手が誇りとしていることを飾りたて、恥ずかしいと思っていることをもみ消してやる
外来の寄寓者がずばぬけた栄達をして古い臣下を凌ぐという場合はその国は滅びる
臣下に権勢を貸してはならない

などなど。

 

自分も

賞と罰を徹底する
実績と言論とをつきあわせて一致するかどうかを調べる
好き嫌いの感情を出さない
部下と一緒に仕事をしない
小さな利益を求めない
対外的に礼儀正しく振舞う
忠臣のことばを聴き入れる
奢侈に走りすぎない
外部の人間ではなく、生え抜きを重視する

 

やっていきたいです。