Takecの本ブログ

好きな本について。毎月『きっかけ読書会』を主宰。

世界最高?

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「世界最高の史書は何か? と問われたら、司馬遷の『史記』と答えることを常としている。」
 
歴史探偵と言われる半藤一利さんの『歴史探偵 忘れ残りの記』でこの文章を見ました。
 
ピリリと辛い人物がつぎつぎに登場してきて、いつ読んでもじつに楽しい とのこと。
 
色んな本で『史記』の名前は見かけていたのですが、個人的に中国史は苦手で、
 
人や国の名前が覚えられず頭にあんまり入って来ないので、進んで読んでいませんでした。
 
でも今回はビギナーズクラシックでチャレンジ。
 
初心者に優しく教えてくれる本をチョイスしました笑
 
Wikipediaによると、『史記』は、中国前漢武帝の時代に、司馬遷によって編纂された中国の歴史書で。二十四史の一つで、正史の第一に数えられるとのこと。
二十四史は『史記』『漢書』から『元史』『明史』まであるらしい。
 
司馬遷は、父から受け継いだ歴史編纂の仕事を本格的に行ったとのこと。
 
紀伝体は本紀や列伝などのジャンルを設け、人物の伝記を中心に構成されたもので、紀伝体司馬遷によって創出されたらしい。
 
そして司馬遷は、多彩な人々がそれぞれの能力を十分に発揮して生きるところに人間世界のすばらしさがあり、歴史の原動力があることを伝えようとしているとのこと。
 
読んでみると、なるほど色んな人が出てきます。そしてけっこう活き活きとしている印象。
 
まだ面白さはわかりきっていないけど、偉大な歴史書であることは感じました。
 
色んな故事成語も紹介され、言葉の起源や意味を改めて知るのも面白かったです。そういえば、昔、四字熟語とか漢字とか好きだったな。
 
教訓とアウトプットは以下です。
 
・中国で起こっていることや先進テクノロジーを取り入れる
・諫言を言う、諫言を聴く
・恩義を与える、返報性の原理
・早く先手を打つ。相手の予想以上の速さで動く。
・色んな人の意見を聴く
・感情を表に出さない。韓非子でも記載あり。
ですね。
 
また時間をおいて史記関係の本を読んでみようと思います。
 
もっと理解深まれば楽しさも増えそうだなと思うので。