farewell to ...
ヘミングウェイ『武器よさらば(上)、(下)』
(光文社古典新訳文庫)
先日の読書会で紹介した本です。
舞台は第一次世界大戦のイタリア軍VSオーストリア軍。イタリア軍に負傷兵運搬の役割として参加するアメリカ人が主人公。
遊び半分で始まった恋の深まりと美しい愛への展開。
戦争の空虚さや悲惨さ。
生と死の対比。
そして最後は悲しい結末。
胸が締め付けられる思いがしました。
「人は死ぬ」、だから後悔のないように人生楽しまないと。と思ったので、人生楽しんでいくことにします😆
そして、ヘミングウェイがお酒好きだったからなのか、随所に挟まれるお酒がキラリと光って美味しそうでした。
自分も日常の中で、美味しいお酒や食事を楽しんでいこうと思いました。
あと、『老人と海』もそうですが、ヘミングウェイの作品は、文や会話が短く、読みやすくて入っていきやすいと思います。そして生き生きとした言葉や表現。ありありと目の前の光景のように浮かび上がってくるような感じがします。好きな感じなので、また別の作品も読んでみたいと思います。
本の中で響いた言葉をいくつか紹介します。
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だれかを心から好きになるとき、人は相手のために何かをしてあげたくなるものです。自ら犠牲になりたいと思うものです。たかえたいと思うものです。
キャサリンは初々しく若々しく、息を飲むほど美しかった。これほど美しい人を見るのは初めてだと思ったくらいだ。
やあ
おれはキャサリンを見た瞬間、恋に落ちた。
きみに夢中なんだ
おれは結婚したくてしょうがなかった
でも人生なんてなんとかなるものよ。失うものがなにもないときにはね
きみは最高の女性だ。
単純で素朴なかわいい女の子だよ
やっぱり、きみはかわいい
ワインは偉大なり。憂きことすべて流し去る
→お酒や食事を楽しんで飲む
死はいきなり、なんの前触れもなくやってくる。
人は死ぬものだ。人は死ぬ。
うろうろしているうちに死んでいく
神様、死なせないでください。