Takecの本ブログ

好きな本について。毎月『きっかけ読書会』を主宰。

1時間で理解

『1時間で完全に理解できる カント 「純粋理性批判」』田口陽大

 

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NHKの『100分で名著』シリーズで、カントの『純粋理性批判』の解説を読みました。


なんとなく理解した気はしますが、自分で内容を説明できないし、忘れてるし、もう一度復習してみようということで読んでみました。


欲望や傾向性に負けず、自分の意思や理性の力で、道徳的に善い行為を選択する。


思い出しました。
心がけます。


ただ、道徳に最善や自由を結びつけるのは100%納得できるものではないと思いますが、それはそれで。


またニーチェを読んでみようかなと思いました。


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カントの結論では、「人間は道徳的に生きることこそ、自由で最善の生き方である」
→なるべく道徳的に善い行動を選択する


現象界から超えた部分を自分の意思で選んでいるのです。ここにこそ、人間の自由があるとカントは言います。


道徳は叡智界にあり、叡智界を求める理性の働きによって、人間は行動を自ら選択し、自由に生きられるのです。


カントは自由を道徳に見出し、人が正しく生きる価値観の指針を哲学において示しました。


最善を道徳に結びつけるのはあまり納得できないかと思います。